就任挨拶のスピーチ方法と例文5選

就任挨拶のスピーチは、人前で話す経験が多い人でも緊張するものです。

また、聞き手が初対面であることも少なくはないため、どう見られているのか不安になりますよね。就任挨拶はあなたの第一印象を決めてしまうため、聞き手の心に届くスピーチをしたいものです。

そこでこの記事では、就任挨拶のスピーチの方法と例文を5つご紹介します。これからスピーチを控えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

就任挨拶で人の心を引き付けるスピーチの方法

社長や部長・PTA会長など、立場は違えど就任の挨拶はあなたの第一印象を決定してしまいます。しかし、いまいちどんな内容を話したらよいのか悩みますよね。

立場にもよりますが、基本的には

・謙虚な姿勢を意識する
・具体的な内容を平易な言葉で話す
・人柄が伝わるエピソードを交える

この3つがポイントとなります。

3つのポイントをふまえた上で原稿を用意すると、聞き手にとって聞きやすく心を引き付ける内容になります。

それでは、スピーチの方法を詳しく見ていきましょう。

謙虚な姿勢を意識する

就任の挨拶は、どうしても力が入ってしまいます。会社・部署を今までよりももっとよくしたいと思うあまり、前任者や今までのやり方を否定しがちです。

就任の挨拶では初対面の人も多く、挨拶によって第一印象が決まってしまう大事な場面です。そんなときに、前任者や今までのやり方を否定されるとどんな気持ちになるでしょうか?状況にもよりますが、あまりいい印象を持たれませんよね。

就任の挨拶では、これから協力して仕事をしていくんだという謙虚な気持ちでスピーチをしましょう。そして、「この人についていきたい」と思われるようなリーダーシップを感じさせることも大切です。

具体的な内容を平易な言葉で話す

就任の挨拶では、抱負や今後の方向性・改善したい点などをスピーチすることでしょう。しかし、内容が具体的ではなく分かりにくい言葉だとしたら、聞き手の耳に入りません。右から左へと聞き流してしまい、何も伝わりませんよね。また、新しく就任したあなたに「どんな働きをしていくのだろう?」と期待もします。

抱負や改善したい点などをスピーチする際は、何をどうしていくのか、問題は何なのか、具体的な内容を話すことを心がけましょう。その際、専門用語など難しい言葉ではなく、誰にでも伝わるような平易な言葉を使ってくださいね。

聞き手がワクワクするような内容だと、より伝わりやすくよいスピーチとなるでしょう。

人柄が伝わるエピソードを交える

就任挨拶では、聞き手と初対面ということもあるでしょう。あなたがどんな人物で今まで何をしてきたのか、少なからず興味があります。今までどんな場所でどんな仕事をしてきたかを話すこともひとつですが、あなたの人柄が伝わるようなエピソードを交えましょう。

プライベートが垣間見えるような内容だと、グッと身近に感じられます。ただし、ダラダラと長く話してしまうと聞き手は飽きてしまいます。

また、スピーチをする場面によっては、個人的なエピソードを交えないほうがふさわしい場合もあるでしょう。個人的なエピソードを交えるら、簡潔にまとめて話せるとよいですね。

就任挨拶スピーチ例文

就任挨拶のスピーチの方法を解説しましたが、実際にはどんなふうに話せばよいのだろう?と疑問が湧きますよね。

ここでは、社長や部長どの役職別の例文をご紹介します。一例ですから、ここにあなたらしいエピソードや伝えたい想いをつけたしてくださいね。

社長などの重役就任

社長に就任しました代表取締役社長の〇〇です。

皆様とともに、〇〇業界のさらなる発展に向けた課題に取り組む機会をいただき、大変光栄に思います。

ご存知のようにコロナウイルスの影響を受け、わが社は昨年来、苦境に立たされております。

しかし、こうした厳しいとき、苦しい時にこそ「元気」が必要です。「老人と海」を書いたヘミングウェーは「元気は困難を切り開く最大の糧」という言葉を残しました。会社組織というのは生き物であり、その根幹となる社員に元気がなければ、組織もうまく機能しません。

皆さん、元気というエネルギーを忘れないでください。そして、リーダーとしての私の役目は、職場を元気にすること、現場の第一線で働く人たちが達成感を持てる仕事をできるようにする組織系統と環境をととのえることだと思っております。

ともに力を合わせ、この困難を乗り切りましょう。ご協力よろしくお願いいたします。

商工会議所などの会長就任

この度開催された令和〇年度の通常総会で〇〇商工会議所会長(会頭)に選任されました。この様な大役で責任の重大さに身の引き締まる思いです。

副会長並びに理事各位と一致団結し、また関係機関のご指導のもと、〇〇市を今よりももっと前進させていきたいと決心を新たにしているところです。

この〇〇市というのは、わたくしの生まれ故郷でもあります。子どもの頃からずっと見てきておりますが、この数年で大きく発展しました。しかし、人の温かさや居住環境など、変わらないものもあります。

非常に困難な時代ですが、前会長の意思を引き継ぎ、皆様と一丸となって歩んでまいりたいと考えております。

最後になりましたが、〇〇前会長のご活躍に敬意と感謝を申し上げます。また、皆様のご繁栄とご健勝を祈り就任の挨拶と致します。よろしくお願いいたします。

部長クラス

このたび、〇〇部長という大役を拝命いたしました。

〇〇部門は、いうまでもなくわが社の中枢事業で、会社の増益に深く関連する部門です。
しかも近年は、短期間で結果を出すことが求められています。

私も、■■部からスタートしましたので、現場での皆さんの苦労はよく理解できます。
昨今の経済情勢や我々業界の立場を考えますと、そうした流れもやむを得ないのかなと感じております。

ですから、今後は部長として皆さんにプレッシャーをかけることもあるかと思います。しかし、異論、関係会社の取引から難しいと感じることがあれば、どんどん私に反発してください。

私も、昔は飲みながら「部長は、現場の苦労なんて何もわかっていない」と、愚痴をこぼしたこともありました。ただ、それだけでは解決しません。

どんどん直接、私にぶつかって意見を申し述べにきてください。お互いに言いたいことを言えてこその、この部署の発展と考えます。皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。

課長クラス

このたび営業課長を拝命いたしました。

入社以来、本社、〇〇支社、〇〇支社、そして再度本社に戻りまして、〇〇部に携わってまいりました。

これまでは、一人の営業マンとして、活動に専念し、業績をあげればそれでよかったわけですが、今後は、営業課全体の責任を任される立場となりました。

率直に申しまして、素直に嬉しい気持ちより、その責任の重さに対する不安のほうが大きいというのが、正直なところです。ここ数年来の、厳しい状況の中にあって、着実に業績を伸ばしてきた■■前課長のあとということもあり、そのプレッシャーも感じています。

■■前課長が、残していかれた営業理念を、私も学ばさせてもらいながら、未熟でありますが、自分なりに周囲の皆さんから教えていただいた信念を加え、この営業課を、一層躍進させたいと思っております。

皆さんに教えていただきながら精いっぱい務めさせていただきます。よろしくお願いいたします。

PTA会長

みなさま、本日はお忙しいところ出席いただきましてまことにありがとうございます。私は本年度のPTA会長の重責をお引き受けしました〇〇と申します。

昨年度は前任の■■会長が他の役員の方々と一生懸命▲▲小学校のPTA活動を盛り上げてくださいました。

そのご功績に感謝するとともに今年も同じようにPTA活動が続けられるよう、頑張りたいと思っております。

わたくしには、〇年生と〇年生の子どもが2人おります。どの子どもたちも安心して、そして楽しい学校生活を送れるようなPTA活動を目指していきたいと考えております。

皆様と一緒に活動できることを楽しみにしております。役員の皆様や保護者、先生方のご意見やご要望を伺いながら1年間頑張りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

就任挨拶を成功させるためのスピーチのコツ

どんなに素晴らしい原稿が書けても、スピーチが上手くできなければ聞き手には届きません。就任挨拶を成功させるためには、話し方にコツがいります。

ここでは、スピーチのコツを解説します。就任挨拶だけではなくそのほかの場面でも役に立ちますので、是非覚えておいてくださいね。

力を入れ過ぎずリラックスする

普段から人前で話す機会がある人でさえ、就任の挨拶は緊張しますよね。そんなときこそ、力を抜いてリラックスした状態で臨みましょう。

話し手の緊張感は、聞き手にも伝わります。リラックスして和やかな雰囲気のなかスピーチができれば、聞き手によい印象を与えることができますよ。

スピーチをする前に、深呼吸や繰り返し練習をするなどして心身ともにリラックスした状態をつくるようにしましょう。

ひとりひとりに語り掛けるように話す

就任挨拶は、さほど長い時間スピーチをしません。そのため、原稿を読むだけになってしまうとあっという間に終わってしまいます。

あっという間に終わってしまうスピーチは、聞き手の心に残りません。スピーチをする際は、ひとりひとりに語り掛けるように話すことを心がけてみましょう。

一文ずつ句読点までをひとりの人の目を見て話すとよいでしょう。そうすることで説得力も出ますし、ゆっくりとした聞きやすい話し方になります。

堂々とした姿勢で自信をもって話す

知っている社員の前で話すならよいのですが、ほとんどの社員が初対面という場面もあるでしょう。どんなふうに見られているだろう?ついてきてくれるだろうか?と不安になりますよね。

不安な気持ちのままスピーチをしてしまうと、緊張感同様、聞き手に伝わってしまいます。聞き手も不安になり信頼関係を築くことが困難になりますので、堂々と自信をもってスピーチしてくださいね。

ゆっくりと大きな声で話をし、目線をあげると堂々と自信に満ち溢れているように見えますよ。

教え方と伝え方の相談所を利用しよう

人前で話すことに慣れていても、就任挨拶は人生のなかで何度も経験することではありませんよね。しかも、その後の社内での働きやすさや自分の印象を決める重要なスピーチです。

就任挨拶を成功させたいのなら、力を抜いて堂々と自信をもって話すことがポイントになります。何度も繰り返し練習することで、話すことに慣れ自信がつきますよ。

自宅で練習もできますが、客観的に見てほしい・アドバイスが欲しい方は「教え方と伝え方の相談所」を利用するのもひとつです。今よりももっとうまく話せるようになりたい方は、検討してみてくださいね。

【まとめ】人柄が伝わる内容と分かりやすい言葉でスピーチすることがポイント

就任挨拶は、自分はどういう人間で今後どうしていきたいかなど所信を表明する場でもあります。立場やスピーチをする会場の雰囲気にもよりますが、人柄が伝わるエピソードを交えると親近感が湧き身近に感じてもらえるでしょう。自分自身を掘り下げてみるとよいですね。

また、堅くなり過ぎずに誰にでも伝わる平易な言葉を選ぶことも、ポイントです。就任挨拶でどんなことを話そう?と悩んだら、この記事を参考にしてみてくださいね。

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