敬語の使い方、教えます。

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どうも、引きこもりブロガーのK太郎(@kimkoza)です!

敬語って使えているようで実はうまく使えていない、なんてことありますよね。

僕は、話しことば検定1級という検定試験を受けるにあたって改めて敬語を勉強しましたが、自分の出来なさ具合に愕然としたことがあります(笑)。

そこで、この記事では敬語の使い方について(僕の復習もかねて)説明したいと思います!

そもそも敬語とは

かなりざっくりですが、敬語には大きくわけて尊敬語(そんけいご)、謙譲語(けんじょうご)、丁寧語(ていねいご)の3つがあります。

尊敬語とは

尊敬語とは、相手の動作や、相手に関連する人、モノを敬って(高くして)使う言葉です。

例えば、AさんがB社長に話しかける場合の使い方はこんな感じです。

相手の動作に尊敬語を使う場合

Aさん「B社長、本日のランチは何を召しあがりましたか?」
B社長「スシーーーッ!!」

「召しあがる」は「食べる」の尊敬語です。

この例文でランチを食べたのはB社長です。B社長をAさんより高くすべき人物と考えると、B社長の「食べる」という動作に対して尊敬語が使われます。

相手に関連する人の動作に尊敬語を使う場合

Aさん「B社長、奥様がお見えになりました。」
B社長「ママーーーッ!!」

「お見えになる」は「来る」の尊敬語です。

この例文で来たのはB社長の奥さんです。奥さんは、B社長に関連する人なので、奥さんの「来る」という動作に対して尊敬語が使われます。

相手に関連するモノに尊敬語を使う場合

Aさん「B社長、立派な家(うち)ですね。」
B社長「イエーーーッ!!」

「家」という相手の持ち物を尊敬語にする場合は、頭に「お」を付けます。

この例文では、B社長の所有する家に対する話題なので尊敬語が使われています。

謙譲語とは

謙譲語とは自分や、自分に関連する人、モノをへりくだって(低くして)使う言葉です。

自分の動作に謙譲語を使う場合

Aさん「B社長、私も寿司をいただいてよろしいでしょうか?」
B社長「うむ。食べなさい。」

「いただく」は「食べる」の謙譲語です。

この例文で寿司を食べようとしているのはAさんです。Aさんの動作を相手であるB社長より低くすべきと考えると、Aさんの「食べる」という動作に対して謙譲語が使われます。

自分に関連する人の動作に謙譲語を使う場合

Aさん「B社長、うちの妻を連れて参りました。」
B社長「うむ。お通ししなさい。」

「参る」は「来る」の謙譲語です。

この例文で来たのはAさんの奥さんです。奥さんは、Aさんに関連する人なので、奥さんの「来る」という動作に対して謙譲語が使われます。

自分に関連するモノに謙譲語を使う場合

Aさん「B社長、拙宅(せったく)ようこそおいでくださいました。」
B社長「うむ。上がらせてもらおう。」

「家」という自分の持ち物を謙譲語にする場合は、頭に「拙(せ)」を付けます。

この例文では、Aさんの所有する家に対する話題なので謙譲語が使われています。

丁寧語とは

丁寧語とは相手に対して丁寧な気持ちを表す言葉をいいます。「です」「ます」「ございます」なんかがそれにあたります。

Aさん「B社長、つかぬ事を伺いますが、最近何かありましたか?」
B社長「コホン、どういうことかね。」
Aさん「正直申し上げると、以前のB社長とは別人のようでございます。」
B社長「あっはっは、そんなバカな。何を言っているのだ。」
Aさん「そういうところです。前でしたら我が家に来るなり「キターーーッ!」とかおっしゃったはずでしょう。」
B社長「コホン、コホン。くだらないこと言うのはやめ……。」
バンバンバンッ!(窓を叩く音)
Aさん「ハッ、あれは?!」
??  「ボクーーーッ!」
Aさん「あれはB社長! さては、お前、偽物だな?!」
偽B社長「くっ、しまった!」

尊敬語、謙譲語、丁寧語となんとなく授業で習ったと思いますが、改めて使い方を学ぼうとしても、いまいちピンときませんよね。

そこで、僕が会社で新人さん向けの研修を行う時は、こんなイメージで考えると、わかりやすいよ! と教えています。

尊敬語のイメージ

老舗デパートにいる洋服売り場のおばちゃん店員がお客さまのことを話す時

謙譲語のイメージ

時代劇に登場する武士、お侍さんが自分のことを話す時

丁寧語のイメージ

部活で後輩が先輩に話す時

さっきよりはピンとくるようなこないような(笑)。

実際の言葉に直すともっとわかりやすいと思うので、いくつか例文をあげてみます。

平語(普段づかいの言葉)の使用例

  • わたし(あなた)が言った
  • わたし(あなた)が受け取った
  • わたし(あなた)が行く

尊敬語の使用例

  • お客さまがおっしゃいました
  • お客さまがお受け取りになりました
  • お客さまがお越しになります

下線部が尊敬語です。

ベテランのおばちゃん店員が言ってそうな雰囲気がありませんか?

謙譲語の使用例

  • わたくしが申し上げました
  • わたくしが頂きました
  • わたくしが参ります

下線部が謙譲語です。

「わたくし」を「拙者」に変えると完全な武士、時代劇そのものになります。

丁寧語の使用例

  • わたしが言いました
  • わたしがもらいました
  • わたしが行きます

下線部が丁寧語。先輩に対して後輩が使ってる感じですです。

こんな感じで人物をイメージしながら使うとわかりやすいかなーと思います!

この言葉づかい、気になります

敬語の使い方がわかったところで、僕がこれまで実際に聞いた気になる言葉づかいを紹介します。

尊敬語とか謙譲語とか関係ないのもありますが、気にせずいきましょー。

~さまでございますね

「ございますね」は物に対して使う言葉なので人に使う場合は「~さまでいらっしゃいますね」が正しいです。逆に「ペンでいらっしゃいますね」とは言いませんよね。

なるほど、なるほどですねー

これは「なるほど、そうですね」の略語らしいです。そもそも敬語なのに略語を使うなんておかしいですし、実は「なるほど」も敬語ではなく、失礼な表現にあたるそうです。

僕の職場で「なるほど!」を多用する人がいたので注意したことがあります。

しばらく使わないように気を付けていたのですが、その後我慢できなくなったのか「なるへそ!」と言っていました。ふざけんなと思いました。

要するにですね

目上の人に対して話しを要するのは失礼です。ここまで話したけど、あなたはわからないと思うから要約して言ってあげるね、という風に思われます。

ちなみに「つまり」とか「まとめると」も同じ類です。

どうしても使いたい時は、「わたくしがわかっていないので、ここまでのお話を整理してもよろしいでしょうか」などと言えるといいですね。

コンビニ様でお支払いください

そもそもコンビニって略語だし、人じゃないし企業名じゃないし、「様」つけるって何様だよー。

こちらは新品になります

「なる」は変化を伴う言葉で使います。

新品は何かから変化して新品になるわけじゃないのでこの場合は「新品でございます」が正しいです。

いわゆるコンビニ言葉というやつですね。最近では一般的になってきてます。

ご解約の方、承ります

「方」は方角、方面を指すもので、断定しない場合に使います。

東京駅の方は東京駅の周辺であって東京駅ではありません。ですから、この場合は「ご解約を承ります」でOK。

そういえばこの前テレビでアナウンサーが「それでは張り切って歌の方お願いします!」と言っていました。歌じゃない方もきいてみたい、と思う僕は性格悪いですか?

お電話差し上げます

これは良しとされていることもあるので、なんとも言えないのですが、僕は気になります。

そもそも「差し上げる」は何かを「あげる」の謙譲語なんですよ。電話は人にあげないですよね? 電話は「する」ものです。

する、の謙譲語は「いたす」なので、「お電話いたします」が正しいと思うんだけど、どうなんでしょう。

まとめ

そんなわけで思いついたものをいくつか挙げてみました。

気にする人、気にしない人わかれると思うし、専門家からすれば「もっと細かくいうとだねぇ……」と指摘、訂正されることもあったかもしれません。

けれど、コミュニケーションにおいて1番大事なことは相手の立場、自分の立場を認識して、その場所や雰囲気にあった言葉づかい、表現ができることだと僕は思っています。

相手に一生懸命さや丁寧さが伝われば、ちょっと敬語が間違ってたとしてもまあ許されるのではないでしょうか。

あんまりこだわらなくてもいいかなあ、と思いつつ、出来る限り正しく、美しい言葉を使いたい、とも思うので、日々勉強することを忘れないで生きていきたいものですね。

というわけで今回は敬語の使い方について説明しました。では!

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